過去の成長塾一覧


第20回 ハイライト「出雲充氏」

Amebaなうで紹介
このエントリーをはてなブックマークに追加
ミドリムシが地球を救う

日時:2014年2月8日
株式会社ユーグレナ
代表取締役社長
出雲 充氏

ミドリムシが地球を救う

バングラデシュという国

私は、大学一年の夏休みにうまれて初めてバングラデシュという国に行きました。
バングラデシュと聞いて皆様どのようなことをイメージされるでしょうか?ほとんどの方がここは世界の中で貧しい国として知られています。

まずバングラデシュのことを知るためにNGOで働くのがいいと思い、グラミンバンクにいきました。当時はグラミンバンクといってもどこかの銀行かなと思うような組織でありましたが、2006年にこのグラミンバンクを創設したムハマド・ユヌス総裁がノーベル平和賞を受賞したのをきっかけに今では有名になっています。

私がバングラデシュを訪れた1998年の地球の人口は約60億人でした。2014年、地球で生活する人は約70億人います。この間10億人の人口が増えたという計算になります。これは参考までですが2050年には地球の人口が92億人に到達すると考えられています。
そのうち残念なことに十分な食べ物、十分な食料が不足しているそういう人たちは約6人中1人そして、2009年に10億人を突破し、今では10億人超の人が十分な食料が無い状況です。

しかし、当時私は多摩ニュータウンで生活していて、ご飯が食べられなく困っている人は見かけませんでしたし皆さんもそれは当然そうだったと思います。10億人も本当に困っている人がいるのだろうか...

栄養失調図をご覧いただければわかりますように、この中でもバングラデシュが特に食べ物が不足している、栄養が不足していることがお分かりいただけると思います。

私はこの地図を見るまでは、せっかく日本から行くわけだから何か日本らしいお土産を持っていこうと、まずは折り紙を思いつきました。そして野球道具やサッカーボールのような運動に使えるようなものをもっていけば、バングラデシュの子供たちも喜んでくれるに違いないと当初はそう思っておりました。しかし栄養失調図を見てバングラデシュのお腹をすかして泣き叫んでいるような子供たちに折り紙もふさわしくないだろうと考え直しまして、最終的にカロリーメートをトランクにたくさん入れて持っていきました。

しかし、バングラデシュに到着して3日もたたないうちに私が日本で想像していたバングラデシュと、私が到着したバングラデシュは全然違う国だということに気が付きました。私が想像していたのは食べ物がまったく手に入らなくて、子供たちが泣いているのにお母さんはご飯を作れずひもじい思いをさせて非常に生活が困難な状況にある、そういう状態だと思っていたのですが、バングラデシュでお腹がすいて泣いている子供には1人も出会いませんでした。どんなに貧しい地域でも一日三食必ずおいしいカレーが出てきて朝昼晩十分なご飯を食べることができました。

しかしどの子供も一緒に運動して遊ぶとすぐにもう疲れたと言ってしゃがみこむので、なんだかずいぶん疲れやすい子供ばかりだなと思ったら、どの子供も足や腕が非常に細く、一方お腹はすごく出ています。

バングラデシュに居た際は分からなかったのですが、日本に帰って調べてみるとバングラデシュで食べたカレーの中には具がほとんど入っていませんでした。にんじんもたまねぎもお肉も牛乳もなく、お米とカレーだけでした。バングラデシュの人たちは1日100円以下で生活しているためお肉なんて買えませんから、どの子供に聞いても「お肉はあまり食べたこともない」と答えます。これでは動物性のたんぱく質が不足します。動物性のたんぱく質が不足すると、筋肉を作ることができずに足や腕が非常に細く、そして非常に疲れやすいわけです。

私がバングラデシュに行くまでは当時は60億人、今は70億人、そして将来92億人まで人口が増加すると言われてますが、2050年の92億人になっても今の技術で十分に92億人が生活するのに必要な炭水化物を生産することができるといわれています。ですからお腹がすいて困っている人は10億人もいません。この炭水化物以外の栄養素が不足し困っています。こういったありとあらゆる栄養素を作り出すための農地が足りないのです。

私は日本に戻ってきてみて、どうしたらこの栄養問題を解決できるかと思いました。

なぜミドリムシなのか

みなさまは緑色の葉を見ると植物であると判別すると思います。緑色の葉に光が当たると二酸化炭素を吸収して酸素を出すほとんどの場合がデンプンのような形でエネルギーを作ります。これを光合成といい光合成を行っているのが緑色の葉です。

緑色の葉を拡大すると緑色のツブツブがあります。実はこの緑色のツブツブが光合成を行っている本体です。この緑色のツブツブに光が当たるだけで生活するために必要な栄養素を作ってくれます。もし地球で生活しているさまざまな生物にこの緑色のツブツブがあれば栄養問題とか食料問題は発生しません。

しかし残念なことに私も皆さんも誰もこの緑色のツブツブを持っていません。こういう生物のことを動物と呼びます。

動物は光合成ができないから、必然的に何かほかのものを食べないとお腹が減ってしまい死んでしまいます。植物と違ってジッとしていると死んでしまいますから動物というのは歩いたり走ったり泳いだりして運動をします。この運動するということはすべて他の生き物を食べて栄養素を補給し続けるために運動するという力が動物には備わっています。

このように動物と植物というのはまったく別の生き物です。植物に含まれている栄養素と動物に含まれている栄養素は、それぞれ別々に人間が健康に生活するためには必要です。ですが今地球でもっとも不足しているのが農地です。今ある農地を全部使い切って生産することができるのは炭水化物で、他の野菜も果物も牛を育てたり魚を育てたりするスペースはあまりありません。

私はそういう事情を理解し、農地が足りないというのも十二分に理解しました。ならば最も栄養価が高い食べ物はなにか、そして、バングラデシュに持っていってバングラデシュでたくさん育てられる物はなにか、ひたすら探しました。それが大学3年生の時に出会ったミドリムシです。
ミドリムシが地球を救う
このミドリムシは緑色をしています。緑色をしているということは植物の葉にある緑色のツブツブ、この緑色のツブツブがミドリムシにもあります。ミドリムシは光合成をする紛れもない植物です。

ミドリムシはワカメ・ヒジキ・コンブ・ノリこういった海藻の親戚にあたる生き物でして、ワカメは非常に多細胞で大型の海藻の一種ですけども、その1つたった1つの細胞だけワカメから取り出してきたもの、この単細胞真核生物がミドリムシです。さらにここで終わらないのがミドリムシでしてほかのワカメや他の植物にない特別な力がミドリムシにだけ備わっています。

ミドリムシは植物にない自ら自由に動き回ることができる「泳ぐ」という力も備わっています。そしてミドリムシには動物の遺伝子があり動物の栄養素が入っている野菜です。この植物と動物の59種類の栄養素すべて一度に作ってくれるのはミドリムシだけです。私はこのことを聞いて大変感動しました。

私たちは2005年の12月16日に世界で初めて沖縄県の石垣島でミドリムシの屋外大量培養技術を発明しました。屋外の培養槽には上にふたがありませんから中に入っているミドリムシを食べようと、いろんな生物この培養槽の中に入ってこようとしますが、ミドリムシ以外の生き物はこの培養液に中に入ってくると全て死んでしまいます。

ミドリムシが地球を救う

ミドリムシを10億人の栄養失調の人に10億匹のミドリムシを届けるというのがユーグレナ社の仕事です。10億匹のミドリムシというのはグラムに考えるとミドリムシ1g、当社の商品でたとえるとミドリムシのサプリメント約5粒に該当します。

このミドリムシのサプリメントの中に多くの栄養素が含まれています。たとえばキンカン50gの中に入っているビタミンAとミドリムシ1gの中に含まれているビタミンAは同じ量です。たまご50gの中に入っているビタミンB12とミドリムシ1gの中に含まれているビタミンB12も同じ量です。さんま50gの中に含まれている葉酸とミドリムシ1gの中に含まれている葉酸これは同じ量です。車えび50gの中に入っている亜鉛とミドリムシ1gの中に含まれている亜鉛も同じ量です。今10億人の栄養失調の方に毎日キンカン10個、たまご50g、うなぎの蒲焼一枚、さんま一匹、車えび50g、これをお届けすることは不可能です。それだけのものを作る農地が地球にはありません。しかし、食べられる状態でお届けする、これが私ども株式会社ユーグレナのミドリムシで地球を救う仕事です。

当社はもうひとつ救うべき対象があります。それは地球です。地球は現在何で具合が悪いのか、それは地球が余計なものをとりすぎているからです。そのとりすぎているものは二酸化炭素です。これはご存知の方も多いと思いますけれども大量の化石燃料・石油を使うことによって、膨大の量のCO2が放出されています。この二酸化炭素というものは宇宙に捨てるということは不可能なので、一回出てきた二酸化炭素を減らすということはできません。 

CO2は水蒸気の移動に大きな影響をあたえますので、大量の化石燃料・石油を使用することでCO2が増えると、突然、一滴も雨が降らなくなったり、台風の大きさが倍になるということが考えられます。これはCO2がその原因であり、このCO2を出さないようにするための処方箋がバイオ燃料です。

しかしこのバイオ燃料本当に我々の生活にとって重要なのでしょうか?昨年1年間でアメリカでは4億人分の食料として人の口に入れることができるトウモロコシがガソリンになり機械の口に入れられました。これでアメリカの農地は大変儲かりました。

しかし4億人のトウモロコシがガソリンになるわけですから、南米の十分なお金がない国々には大変な影響があります。ここでの問題はバイオ燃料を作ることではなく、一番逼迫している農地であるにもかかわらず、農地で作るものを機械の中に入れるようにしてしまう。これが1番食料問題の最大の原因となっているバイオ燃料のちがう使いかたです。

今までの古いバイオ燃料では、なたね・ひまわり・大豆・ゴマそしてさつまいも・さとうきび・トウモロコシさまざまなものからバイオ燃料を作ってきました。しかしこれは全て農地を使うバイオ燃料であります。

農地を使うものは全て人の口に入れるべきであって、農地を使わずに生産するというのはこれからの次世代バイオ燃料にとって必須の条件です。その条件を満たしているのがミドリムシです。

ミドリムシであれば砂漠であっても、農地として使うことができないそういう土地でも、培養槽を作ってそこでミドリムシをたくさん培養すれば人の口に食料の価格に悪い影響がなく、新しい食料を増産そしてバイオ燃料を生産することができるようになる、だからこそ今次世代のバイオ燃料としてミドリムシに注目が集まっております。私どもはこのミドリムシを活用してバイオ燃料を、中でもジェット燃料を作ることに今注力しています。

今日本の航空機はジェット燃料、乗用車はガソリン、バスやトラックの大型輸送機は軽油、タンカーや漁船のような船舶は重油、これは20年後には究極のクリーンエネルギー水素に移行いたします。水素に究極という文字が付いておりますが、水素と酸素を反応させて電気と水を取り出す技術であるからであります。何も悪いものは出てこない、ですからこれは究極のクリーンエネルギーです。

ここで取り出すことができるものは電気です。電気の力を移動する力に変換する装置はモーターです。このモーターの回転する先にホイールタイヤをつけて動かすことができるのが乗用車です。バスやトッラクも同様にして動かすことが出来ます。ですから全て究極のクリーンエネルギー水素に移行します。また、タイヤの代わりにスクリューをつけて進むのが船です。

しかし1つだけ電気で作ることができない乗り物があります。それが飛行機です。もし飛行機を電気で動かそうとすると、電気の力移動する力に換える装置はモーターです。このモーターの回転する軸先につけることができるのがプロペラです。非常に効率のいいターボプロップでファンを回転させるジェットエンジンと比べてプロペラこれではスピードも出ません、乗せることができる荷物も運ぶことが出来る人の数も減ってしまいます。

しかし、農地を使わない次世代バイオ燃料で地球のことを考えてやっていこうという時に、なぜ飛行機だけ石油を使っているんだ!CO2が排出されているじゃないか!そういう状況は目に見えています。そのため、世界中の航空会社が今バイオジェット燃料を探しているのです。

ユーグレナ社がこのバイオジェット燃料を約100種類あるミドリムシの中から、実験して飛行機のジェット燃料のそっくりの油を作るミドリムシを開発しました。このミドリムシをしぼって国産の新エネルギーミドリムシバイオジェット燃料を作る実験に今取り組んでいます。将来この飛行機は石油で飛んでいるのではなく、ミドリムシから作った国産のバイオジェット燃料で飛んでいるのだということをご覧入れます。こういう新エネルギーをミドリムシで作ろうとしています。

このミドリムシを通じて人と地球の健康に起用する、これがユーグレナ社の仕事です。

ミドリムシからたくさん学んだがお届けしたいものは何か

私は14年間ミドリムシに取り組んでくることによってこの世にくだらないものなんてない、この世にくだらない会社、くだらない仕事、くだらない研究、くだらない練習、くだらないビジネス、くだらない生物、そんなものは存在しないということを学びました。

私は確信を持ってそのことを申し上げることが出来ます。私は2005年ミドリムシで世界を救うために会社を作ろうと、いろんな方にご支援いただくためにお願いしました。しかしほとんどの人がミドリムシみたいなそんなくだらないものに時間を割く余裕はない、もっとましな世の中の役に立つ研究をしたほうがいいのではないか、ほとんどの人にそう言われました。しかし2人の仲間がでてきて、この2人の仲間とミドリムシで世界を救う一緒にやってみよう、そういってスタートしたのが株式会社ユーグレナです。
ミドリムシが地球を救う
そして2005年12月に沖縄の石垣島で世界で初めてミドリムシを収穫することが出来ました。しかし2006年出来たミドリムシを一体どうやって販売すればいいのか、まったく検討がつきませんでした。しょうがありませんからインターネットのHPを調べて電話番号を控えてその電話番号に毎日電話をしました。「もしもしミドリムシいかがですか?」「いや、急にミドリムシいかがですかといわれても困る、とにかく一度説明に来てくれ」とその会社にミドリムシの説明をしました。

ほとんどの方がミドリムシは虫じゃないのだと、こんなにも栄養素があるし何かだんだんミドリムシの話を聞いているとよさそうなものに思えてきた。ところで出雲さんこのすばらしいミドリムシ他の会社は、なんていう会社がミドリムシを採用しているのですか?他の会社との取引実績、ミドリムシはどういう会社と取引しているのですか?必ず聞かれます。私は正直に言うしかありません、ミドリムシは2005年の12月に初めて生産できるようになった物だから御社に初めて買っていただくために今日は電話して営業に来ました。相手の人の今まで盛り上がっていた会話が全部一変してしまうような顔色になります。その話はおかしい、もしミドリムシがそんなにすばらしいものであれば他の会社が採用してない理由がなく、他の会社はあなたが隠しているミドリムシの欠点、ミドリムシのデメリットに気が付いている。あなたはそれを隠している。うちにミドリムシを押し売りに来ていて、これは公平なやり方ではない。ほとんどの会社にそう言われました。

2006年の1月から2年間で約500社の会社にミドリムシの販売をしました。採用実績のないミドリムシを我が社が一社目で買うことは出来ない他の会社がミドリムシを買ったらまた来てください。2006年の1月から2007年の12月まで2年間売り上げはほとんどありませんでした。

これではもう会社を続けることが出来ない。2007年の12月にもう会社をたたまなければならない。そういう状況になって最後に一社ミドリムシがほしいと現れました。しかしミドリムシについてよく分からないのでミドリムシについて審査されたい。私はもうこの会社で最後にしようと思いました。そしてその会社は半年間ミドリムシについて審査をして2008年5月に提案しました。それが伊藤忠商事でした。

私どもの会社は2012年12月20日に東京取引所進行所新興市場マザーズという市場に上場させていただきました。私どもが上場したとき会社は設立して7年目会社の仲間は全部で38名、会社の仲間の平均年齢は31.0歳、技術はミドリムシ屋外大量培養技術のみ、それでも昨日の終値の段階で約900億円の会社として評価をいただいております。ミドリムシが7年で38名で900億円の仕事を作ることが出来ます。この世にくだらないものなんてないのです。

そして順番と報酬はy=x分の1の関数で説明できると思っています。xは順位、yは報酬であります。1番の人は1、2番の人は2分の1、3番の人は3分の1、10番の人は10分の1、100番の人は100分の1、1億番目の人は1億分の1というわけであります。これを他の事例でご説明いたします。

日本で一番高い山は富士山、誰でも知っています。日本で一番大きな湖は琵琶湖です。世界で一番大きな国ロシア、世界で一番大きな島グリーンランド島です。ではそれぞれ2番はいかがでしょうか。日本で1番大きな湖琵琶湖、2番目は霞ヶ浦です。世界で1大きい国はロシア、2番目はカナダです。1番大きい島はグリーンランド島2番目に大きいのはニューギニア島です。日本で1番高い山は富士山、2番目に高い山はなんでしょうか?
ミドリムシが地球を救う
日本で2番目に高い山は北岳です。ぜひスマホでもパソコン等で、富士山と検索して何件ヒットするか、そのすぐ直後に北岳と入力して何件ヒットするか比べてみてください。その上でおたずねします。

皆様が取り組まれているビジネス・研究は富士山のビジネスはなんでしょうか。どんなにニッチなものであってもビジネス・スポーツ・研究・アート・競争している限り1番でないものに誰かが支えてくれるサポートしてくれるということはありえません。

富士山のビジネス、1番である、これは誰にも出来ることではない。あなたがたまたま1番になった、自分には1番になりたくてもなれないあまり軽々しく1番1番とけしかけられても困る、私はそういわれるたびに必ずお尋ねします。では逆に何があれば1番になるとお思いますか?1番になるためにはお金が必要だ、お金がない人は1番目指しても1番になることは出来ない。他の人はお金じゃないという、小さいときからの特別な教育が最も重要である。この特別な教育を受けてない人があるとき突然、スポーツ選手で一番になりたいといっても小さい時から練習しないとなれないだろう。他の人はその2つでもないといいます。1番でいつづける為に1番重要なものは、その競争している分野におけるネットワークだ。今ではこれがないと1番でいつづけることは不可能です。

私はいろんな方々にお尋ねしていろんなご意見を頂戴いたしましたが、今まで1度もなるほどなるほどそうだなと腑に落ちるなと感じたことはありませんでした。
本当に必要なものはいったいなんでしょうか。1度やってうまくいく可能性は1%、うまくいかない可能性は99%です。ほとんどの人はこれは難しいからやるのは賢明ではないと取り組みもしません。しかしあらゆる分野で1番になる人は、これ2回やればうまくいかない可能性は99%の2乗、これを1から引いたもので、1.99%成功します。3回やって4回やって5回やれば4.9%もうまくいく、50回やって100回やれば50%を超えます。そして全ての人が459回取り組むことによって最初と逆でになり、うまくいく可能性が99%うまくいかない可能性が1%になるんです。

ほんとかな?と思った人はこの後エクセルで確認してください、459という列の所で99%になります。この459回くりかいすということは誰にでも出来ることです。2008年の5月までの約500社に2年間営業することは誰にでも出来ることです。2005年12月16日に、世界で始めてミドリムシの大量培養技術を発明いたしました。そのために1000回以上ミドリムシの培養液の実験を行いましたが、この1000回以上実験を繰り返すことも、誰にでも出来ることです。

ベンチャーを支える政府や大手にお勤めの方もこの世にくだらないものなんてないのです。新しいことをやりたい!こういう技術を発明したい!そういう若い子がきたときに、そんな前例がないものくだらないものはやめなさい。ではなく自分はいかにしてミドリムシにとっての伊藤忠商事になれるか、どうしたら若いこのアイデアを応援して支えてあげることが出来るか、そういった視点で皆様のご意見とご見識を活用ください。

そしてユーグレナ社のように自分はベンチャーをやるのだ、新しいビジネスを起こすぞ!そういう起業家の方々にとって最も重要なのは、富士山のビジネスを行うことです。北岳のビジネスでは誰1人として、お客さんも支えてくれる方も誰1人として現れません。どんなにニッチな分野としても、それが九州で1番、福岡で1番である限り必ず支えてくれる方があらわれ、その方のビジネスが一生懸命に取り組むことによって大きな産業に必ず育ちます。

ユーグレナ社と同じようなそういう新しいベンチャーがもう10社生まれることが出来れば、簡単に今日この会場にお集まりの方の中から10人が新しいベンチャーをおこして459回富士山のビジネスを作り上げることが出来れば、この会場から1兆円の新産業を生み出すことが出来るのです。必ず私はそれが実現できるとミドリムシ14年間の中で確信しています。


PAGE TOP

お申し込みはこちら