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第7回ハイライト「堀江貴文氏」

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堀江貴文

日時:9月1日(水)
「アクア博多」

つたえびと
「堀江貴文氏」


「ベンチャー企業が僅か9年で1000億円を達成する方法」

こんばんは。今日は企業を志している方、経営者の方が多いとお聞きしましたので、そんな方々へ向けてのお話をしていきたいと思っています。
控室でどんな話をしようかと山本さんと打ち合わせをしました。 その打ち合わせですが、福岡は景気が悪いという話から始まってしまいました。
私は福岡に帰ってきたときには中州にあるゲイツビルのトータルワークアウトというジムでトレーニングをしています。
そのジムはもともと違うジムでそれをトートルワークアウトが買収したものです。あのビルにはTSUTAYAなどの数店舗しか入っていなくて他は空き店舗で福岡は非常に景気が悪いみたいだね。

他には、「福岡から出たベンチャー企業で上場している会社が少ない」という話を山本さんが仰っていました。また、山本さんは「上場している社長さんは世代が自分より上の方ばかりでなかなか目標にできるような方がいない」とも仰っていました。
しかしながら福岡という場所は企業するには適している場所です。それにも関らずそのような人が出てこないのは人材の確保が大変であるからだと思います。
単純労働者(コールセンター従業員・部品作り等)はある程度雇用ができます。しかし、技術者等の雇用については結構困るであろうと思われます。その原因というのは福岡には工業系等の技術系の大学があまり多くないといったことが挙げられます。東京には多いからそういった部分で勝てないことが多いのかなと。
堀江貴文
しかしながら、特殊な技術が必要でない商売は福岡では上手くいっています。九州全体をみれば通信販売です。九州は通信販売王国といわれているように「やずや」「再春館製薬」「ジャパネットたかた」「健康家族」等のテレビつけたら出てくるような通販会社が非常に多いのです。
この原因は、通信料金が安くなったことが挙げられます。1993年くらいに電電公社が分割民営化でNTTになりました。それと同時に通信の自由化が進みました。その時期に日本テレコムとかの会社も多くでき、さらに外資系の会社も参入してきたのです。その結果、価格競争が起きました。技術革新も起きました。光ファイバーを多重化する技術も進み、今までの100倍の情報を送ることが出来る技術ができたのです。WDM等がそうですね。
そういうこともあって通信料金が劇的に下がったのです。この結果何が起こったかというと、場所がものすごく自由化されました。
コールセンターで例えると、それまでは東京エリアなら電話料金がかからない東京近辺にコールセンターを設置した方が良かったのです。でも、通信料金がゼロに近づくともう世界のどこにあってもいいよねってことになってきますよね。
日本向けアメックスゴールドカードのコールセンターってどこにあると思います?
オーストラリアにあるんですよ。 オーストラリアにはワーキングホリデーという制度があってワーキングホリデーのビザで1・2年間は滞在できるんですよ。
日本人の場合は日本語という制約がありますので日本人がある程度いるところ、オーストラリアや中国・大連といったところでしか成り立たないビジネスではあります。
ライブドア時代には大連でコールセンターをやっておりましたのでよくわかるんですけれどもね。日本の場合は海外とまではいきません、安い人件費で雇用できる外国人というわけにはいきません。
英語圏であればインドにコールセンターを置くといったことは10年ほど前からあります。これは通信料金が安くなったことが理由です。情報通信技術が発達したことですね。インターネットが出てきてIP化したこと。これは電話独自の規格で音声を送っていたものを、IP化してより安くしたわけですね。
堀江貴文
この情報技術の発達で日本の地方にどんどんコールセンターができています。
まず、沖縄です。なぜかと言いますと沖縄に作れば補助金が出るのです。次は北海道です。そして日本の地方部です。雇用で困っているところは人件費が安くなるのでコールセンターができていきます。このような背景と九州が通販王国であることは無縁ではありません。

つまり、安く労働者を雇えるということです。通販をやる場合、倉庫も必要になります。倉庫代は馬鹿になりません。私がビジネスをやった経験から言うとイーコーマスだからといって在庫を持たなくてもいいというわけではありません。ある程度在庫を持たねばならないのです。そのためには倉庫を持たねばならないですね。
倉庫を外注すると、都心だと1パレットいくらとか入庫料や出庫料までかかったりします。そのために、なかなか採算をとるのが難しいのです。九州であれば土地もありますし、土地代も安い。だから、九州が通販王国であること無縁ではないのです。

と、いうことであれば九州でインターネットの会社が伸びてきてもおかしくはないですね。今、モバイル系のネットビジネスで儲かっているモバゲーのディー・エヌ・エーはテレビCM等で皆さんも知っていると思いますけど、怪盗ロワイヤルとかやっている会社ですね。ここが一番もうかっています。
次がグリー。釣りゲーをやっている会社です。 ここビジネスモデルは面白いですよ。こういう会社は福岡から出てきてもおかしくないと思います。

最近、「拝金」という小説を書いたんですけれども、その中で「ハトゲー」というものが出てきます。これのモデルになったのがグリーです。グリーははじめはソーシャルネットワーキングの会社だったのですが、いわゆるミクシ―とかと同じです。ミクシ―よりグリーが先にできたんですけれどもね。
もとを言うとグーグルがやっているオーカットというサービス、これが初めにできたSNSサービスです。オーカット、グリー、ミクシ―ができました。それからフェイスブックができたました。フェイスブックは世界で最大のSNSサイトでミクシ―のお化けみたいなものです。全世界でアクティブユーザーが6億人います。単純な会員数は数10億人です。これはミクシ―の100倍以上になります。この会社だって2006年創業ですよ。
堀江貴文
グリーはSNSで2005年に創業するわけですが、その後ミクシーが出てきてそのミクシ―は泣かず飛ばずだったんですけど、しかしながらグリーは2006年あたりからビジネスモデルを変えます。当時、モバゲータウンが少し良くなり始めていたころです。携帯で遊べるカジュアルゲーム・ソーシャルゲームなどが伸びてきました。そこで釣りゲー等に特化したのです。その後2年程度で上場して今では何百億と儲かっています。そしたら、最初からモバゲーのようなことをやっていればよかったのではないかと。実はディー・エヌ・エーも最初からモバゲーのようなことをやっていたわけではないのです。もともとオークションサイトをやっていたんです。 ネットでオークションと言えばヤフーオークションですね。みんなヤフオクに行ってしまったので全然だめでした。何年かオークションサイトをやって、その後モバゲーが当たったのです。モバイルのオークションサイトをやって、その後にモバゲーで当たったという流れです。

これはなんでそうなったかというと、理由は簡単です。技術的な話になりますが、今のネットの世界で主流なのは、シングルサインオンとマッシュアップという技術がポイントになっています。ツイッタ―もシングルサインオンとマッシュアップがキーワードになっています。
シングルサインオンとは1回ログインしてしまえば色々なサイトにアクセスできるというものです。 僕はツイッタ―に入会する時、1回もキーボードを触っていません。ヤフーやグーグルのアカウントを持っていたらボタン一つで登録できる仕組みになっているのです。
入会するごとに住所・名前等をいちいち入力しなくていいんです。アカウントを持っていればその情報を持ってきてボタン一つで入会できる仕組みです。2005年からそのようなものが出てきています。これはユーザーが新しいサービスに登録しやすいものとなっているのです。
マッシュアップとは、他のサービスと連携して使うものです。ツイッタ―でいえば、ツイッタ―自体は写真投稿機能を持っていないんですよ。実際には写真を見せることができますが、あれは本来の機能ではないんですよ。ツイッタ―から画像アップロードサービスに飛ばしているだけなんですよ。飛ばしてインターネットのアドレスを引っ張ってきているだけなのです。ツイッタ―には動画サービスや140文字の字数制限以上に書く事ができるサービス等もありますね。
このようなことを統合して作るサービスをマッシュアップといいます。

こういったものがウェブの主流になっています。オープン&ソーシャルです。
今はユーザー登録というハードルが下がってきているので、いいサービスに人が集まりやすくなっている特長があります。
そういった背景があるので、最近出てきているネットサービス会社は短期間で伸びているのです。
そのなかでも一番熱いのが「グルポン」という会社のビジネスモデルです。日本でも20から30社出てきていて実は僕もやっているんですけどね。9月9日に「半額東京」というサイトをオープンさせるんですけれどもね。このサービスは、簡単に説明します。
例えば、おいしくていつも込んでいる飲食店があるとします。それでも火曜日とか水曜日の夜ならば比較的すいていることがあります。飲食店ビジネスをやっている方はよくわかると思うんですけれども、いくら人気店でも雨が降ったりするとパッタリと客足が止まりますよね。
それをヘッジするためのビジネスモデルなんです。例えば火曜日の夜なら本来6,000円するような焼肉セットを2,500円で提供するようなチケットを販売するサイトなんですよ。これは50人なら50人と人数が集まらないとクーポンの販売がされないというものです。クーポンをみんなでギャザリングして買うといったサービスです。
これは2008年にアメリカで爆発的にヒットして今では年商数百億。日本でも始まってトップ5社くらいはそれなりにもうかるのではないかと思っています。まだまだ東京都心が中心ですけど、福岡にもやってくるでしょうね。

堀江貴文
グルポンのビジネスモデルでどこがポイントかっていうと資金繰りなんですよ。飲食店の悩みは資金繰りです。本当は飲食店がグルポンのようなものに頼りすぎるとよくないと思ってはいます。なぜかわかりますか?
グルポンはチケットが成立したら即お金の振り込みがあるのです。通常だと、お金は翌月に入ってきたり、予約があっても実際は来店がなかったりということがあります。でも、グルポンだとそういうことはない。そうであれば飲食店は楽をしようとしてしまいます。楽して資金繰りのためにグルポンを利用してしまうのです。
僕はカーポンという会社と提携しているんですが、グルポンにさらにファクタリングがあればと思っています。 ファクタリングとは手形割引のようなものです。約束手形は数カ月後に換金できるという支払いの繰り延べです。そういうものを現金化したいといって銀行に持っていけば、割り引いて換金できます。割り引くというのは銀行に金利を払っているようなものです。資金繰りの関係で中小企業が手形支払いを受けるようなものと同じ感じなのです。
飲食店で一番困っているのは資金繰りなので、グルポンというビジネスモデルにのってくるの可能性が高いのです。
グルポンはチケット販売が成立するとお金の振り込みがすぐに行われる。その代わり代金のうち数パーセントの手数料が発生しますがね。

こんなものもシングルサインオンやマッシュアップの技術の恩恵を受けているのです。
こういうことを考えるとネットを利用したビジネスは色々と考えられます。すごい勢いで成長することも考えられます。そのわりにはビジネスのリスクも低いんですよ。

昔はネット環境を整えるのもお金がかかり大変でした。しかし、現在はネットブックなども2万や3万で買える時代になっています。初期投資がかからないのが今の時代です。また、自宅でもできます。安く始められるビジネスになっているのです。


このへんでグリーとモバゲーの話に戻ります。今から話す内容がポイントなんですよ。
グリーやモバゲーはビックリするほどの高収益でお客様一人あたりの売上が大きい会社なんです。携帯電話の通信量等の一人当たりの売上のことをアープ(aipu)というんですけれども、携帯電話の1台当たりの売上といった意味で使われます。
モバゲー・グリーは世界的に見てもaipuが大きい会社です。同じようなソーシャルネットワーキング系のゲームとかやっている会社でフェイスブックの10倍以上のaipuを誇っている。
なんでそういうことになっているのかというと、実はこれからのビジネスのテーマになるのではないかなと僕は思っています。というのは、実はユーザー数の割合にポイントがある。
モバゲータウンのユーザーのプロファイリングを見ると携帯からとPC・スマートファンやアイフォンからアクセスしている割合を調べると、
モバゲータウンは100%、グリーは80から90%、ミクシ―は60%
この中で一番営業利益が出ている会社はモバゲーです。 2番がグリー、3番がミクシ―です。
携帯電話ユーザーがいかにお金を払うかが良く分かりますね。

なんでそんなにお金を払うのかというと、シングルサインオンが原因となっています。
携帯電話のビジネスモデルはよくできていて、NTTドコモなどの携帯電話会社が料金回収を代行するような仕組みになっていますよね。Iモードのサイトなんかでも暗証番号を入力すると簡単に入会できますよね。
また、日本の通信キャリアのいいところは手数料をあまりとらないところです。これはNTTドコモがiモードを作った時のスタンダードです。
約9%がドコモの取り分、さらにファクタリングとか手数料を含めて12%くらいが日本の携帯会社のレートになっています。
それに対して、アップルがとっているのが30%くらいでこれがグローバルスタンダードです。
日本はそういう意味で通信会社の取り分が少ないので、コンテンツが多様化していると推測できます。とにかく安くてシングルサインオンできる課金システムが携帯の場合は確立しているのが大きいのです。
PCの場合はシングルサインオンで決済できるような決済ネットワークがあまりないのが現状です。
アマゾンのようなECサイトでもアマゾンに商品を登録すればやってくれますが、外部サイトの決済代行まではまだ手をつけていません。回収をシングルサインオンで簡単にできるようにはまだなっていないのです。

次のような理由があると思います。
携帯電話でしかインターネットにアクセスできない層は情報リテラシーが低い。情報弱者という言葉もありますけれども、情報リテラシーが非常に低くなっています。
つまり、あまりモノを考えない人です。情報もあまり取らない人です。硬直化した情報取得ルートしかないのです。新聞もネットの情報サイトも見ないのです。見るのは携帯とテレビだけです。テレビもバラエティーだけです。
だからテレビを見るとわかると思うのですが、CMはモバゲーとグリーばっかりです。ものすごく目にすると思います。つまり、携帯電話でしかインターネットにアクセスしない層は情報リテラシーが低いのでつまらないものにお金を使ってしまいます。

私がこの前ブログかツイッタ―に書いたことなんですけれども、ある人がモバゲーやグリーに関して調査をしたんですね。そういったところのコミュニティーを見たらコミュニティーの上位(書き込みが多いアクティブなコミュニティー)をサンプル調査したら一番のアクティブなユーザーはトラック運転手でした。次に多かったのはキャバ嬢でその次がタクシー運転手です。つまりそういったいごとに従事している方がモバゲーにアクセスしていてお金を取りやすいのではないかなと思われます。そのような方々はパチンコなどもやっています。パチンコのユーザー層と非常にかぶるのです。パチンコのユーザーはどことかぶっているのかというと消費者金融のユーザー層とかぶってくるんです。これは凄く相関関係にあって、貸金業法の規制が強化されて上限金利が実質18%くらいまで引き下げられました。総量規制で年収の3分の1までしか借り入れができなくなったんです。そうすることによって借りられなくなった人が増えました。
その借りられなくなった人たちがパチンコの次に行った先が携帯というわけです。
携帯はもう手放すことができないインフラになっています。気軽に電話やメールができまる。月々電話代が2・3万円とか、生活保護を受けている家庭でもそんな状況となっています。携帯は中毒症状になります。ガソリンが惜しいと思っている人、パチンコでお金を使ってしまう人たちが、携帯ゲームに流れてしまっているのではないかと思っています。
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つまり自分で情報を取得していって何がお得か何をすべきかあまり分かっていないような人たちにテレビとかのマスコミ媒体を使って洗脳していく。無料でゲームできますとか。そしてどんどんはまっていくというパターンになるのです。こういったパターンにはめていくケースが増えていっているのではないかと思います。
実は通販のビジネスモデルもターゲット層が同じです。テレビでCMをしているのはターゲット層がだいたい同じなのです。


PCでインターネットを見ている層はテレビを見る率がどんどん下がっています。逆に、モバゲーなどをやっている層はテレビの依存率が高くあまり変わらないんですよ。つまりテレビは情報リテラシーが低い人たち向けのマスメディアとなってきているのです。
なので皆さんはそういうことを理解したうえでビジネスを進められたほうがいいんです。
例えば、アイフォンやPC向けのインターネットサービスを作ろうとすると非常に大変で利益率も低くなります。なぜかというと、みんな賢いから情報強者だからいろんなところで価格を比較して安いところで買うなどの行動をとります。
けれども情報弱者は比較行動を取りません。いったん浸透すればずーっとお金を落としていきます。そういったビジネスは何であろうとテレビを見ているとそれが分かっていきます。これを理解してもらうとインターネットビジネスだけでなく他のビジネスでも参考になります。
そういう人達に響くようなサービスを作っていかなければならないんです。
出会い系サイトの業者なんかそうですね。出会い系サイトの業者の人に話を聞いたことがあるんですけど、出会い系サイトは昔は料金後払い制だったんです。今は事前入金制になっていますが。最初は無料で利用させて途中から有料にして料金を請求すると7か8割程度は振り込んでくるらしいです。
明確に情報弱者の方をターゲットにするのではなくて、どのような生活をしていてどのようなモノを求めているのかというのを理解してそういった層に切り込んでいくのが面白いのかなと思います。
福岡はそういった点で地の利があるのではないかと思っています。グリーはCMをどんどん出していますが、たぶん100種類以上作っているんですよ。
まず、いきなり全国でCMを放送するのではなく地方で放送するんですよ。
なぜかというと費用が安いからです。例えば熊本とかでやる。でも全国のユーザーも熊本のユーザーもそんなに違いがあるわけではないのです。熊本でCMを流してみて効果があったCMを全国放送するといったパイロット的な意味で地方ローカルでCMを流したりするのです。
福岡等の地方では全国ネットと比べてCM料金が格段に安いので利用する価値があるのかなと思います。ラジオCMとか、既存の媒体は情報弱者がメインですのでそういう人に向けて何かをするには非常にいい媒体なのです。こういうことも考えて今後に役立ててもらいたいと思っています。

スマートフォンとかPC利用者に対してはどのようにアプローチしていくかということは情報弱者に対するものとは全く違うものになってきます。
彼らは情報に対して敏感です。イノベーターとかアーリーアダプタとかいった層です。こういった人たちは情報に敏感なので常にいい情報を探しています。彼らはCMなんかに騙されないぞと思っています。しかしながら、自分が信頼できる情報ソースから薦められる情報には価値があると考えています。やはり、口コミです。これの重要性が高まってきます。これはコストがかからないんです。うまくモノを進めることができる人たちにうまくリーチすることができ、その人たちにいいと言わせることができたらそこから一気に広がるような媒体なのです。


先日、ブログとメルマガで書いたんですけどバーチャルオフィスというビジネスモデルについてお話します。これは広告企画です。
これが非常に評判が良かった。皆さんにバーチャルオフィスというビジネスモデルが刺さったからだと思うのですがね。
1人とか2人の小さな会社はオフィスを持つことすら固定費になってしまいますよね。事務所費がもったいないということで、バーチャルオフィスに郵便物が届いたりして内容を教えてくれるとか、電話サービスがついていたりというサービスです。今後、日本でも流行ってくると思います。

堀江貴文
スカイトークというオンラインの英会話教室にもいって宣伝したりしました。これはスカイプというインターネット無料通話ソフトを利用したマンツーマンの英会話スクールのことです。テレビ電話で英会話ができます。
これまでの英会話スクールは足を運んでそこで先生と対面して英会話をするといったスタイルですが、スカイトークでは電話を海外につないで英会話をするといったスタイルです。これはものすごく料金が安いんです。10分の1とかのコストでできます。実際に体験したんですが、この体験風景を動画でアップしたらこれも大反響でしたよ。

そういったことが今からは重要になってきます。信頼できる人が口コミで勧めたものは爆発的に広がる可能性が高いのです。情報弱者と情報強者の人たちに別々にアプローチし、できるだけお金がかからない方法を考えなければならないのです。
これはどんな商売にも当てはまります。顧客層を分析してマーケティング方法を変えないとお金がかかってしょうがないことになります。

これからはますます情報弱者と情報強者の2極分化が進むと私は想像しています。イノベーターやアーリーアダプタといった人たちはどんどん勉強してどんどん賢くなっていくわけですけど、そうでない人たちはずっと止まったままなのです。
例えば、スマートフォンって使いづらそうだから今までの携帯電話を使い続けるとか。パソコンは難しそうだから使わないとか。ECサイトで安く買えるけど面倒だから今まで通りお店に行って買い物をするとか。そういう話になってしまう。

これからビジネスをするうえではターゲットが非常に重要になるということをお話させていただきました。福岡はアジアに近いのでアジアの先端を行くというポテンシャルの高い場所だと思っています。
中国ビジネスを志している方は福岡に本社を置いた方がいいのではないかと思っているくらいです。食べ物もおいしい気候もいいですので、福岡で日本を代表するような会社を作っていただきたいと思っています。



質疑応答
Q:今、一番力を入れて取り組んでいる事業は?
A: 力を入れるポイントが違うのでどれってはっきり言えないのですが...
ロケットエンジンの開発はもうからないんですけれども夢があります。実現できたらきっと楽しいでしょうね。
IT系だとWEBサイトがオープンして、新しいサービスを開始したとします。でも、嬉しくないんですよ。お客さんくるかな、トラブルないかなとか考えて。このビジネスには波がないんですよね。いつの間にか会員数が増えていたり。少しは嬉しいですけどね。
それに比べ、ロケットエンジンだったら打ち上げるときに嬉しいと思うんですよ。そういう意味でロケットエンジンに力を入れています。
収益基盤として力を入れているのは、「堀江貴文のブログでは言えない話」です。月額840円でやっています。こちらは収益基盤としては力を入れていることになります。

今度、ミュージカルをやるんですけれども。これは一生に一度やれるかやれないかと思うんですけれども、この話があった時に「やりたい」と正直に思いました。ミュージカルの練習には時間がかかります。
時間をかけるという意味ではこれも力を入れていることになります。

夢を追うための力のかけ方、収益基盤としての力のかけ方というように要素的に分けて考えています。一つしかやらないというのではなくて色々やるということ。あまり一つにこだわるのはよくないことかなと考えています。
日本の教育では一つのことを一生懸命にやれって言われることが多いと思うんですけれども、失敗したら痛手が大きい。2つくらいは力を入れることがあってもいいのではないかと思います。
堀江貴文
Q:堀江さんのビジネスモデルの発想はどんなところから出てくるのですか?
A:発想を豊かにするには常識にとらわれない事です。「何でだろう」を繰り返す事です。
「歴史を認識することです。道徳・倫理・常識・法律が移り変わっていくことを理解すると、物事をものすごく柔軟に考えられるようになります。江戸時代の例を挙げますと、士農工商の身分制度がありました。また、裁判官と検察官・警察官は一体でした。
でも、現在はそんなことはなくなっています。たった150年間で道徳や社会制度は変わってしまうのです。10年や20年で世の中は変わってしまうのです。これを理解することができれば、当たり前だと思っていることが全然当たり前ではないことに気づくはずです。
例えば名刺。名刺のサイズはなんでみんな同じなのだろうと。名刺ってそもそも何のためにあるのか?名前を覚えてもらうためですよね。受注してもらうためですよね。
こういうこともいちいち考えないといけないのです。でも、紙代もバカにならないですよね。そこで考えたのが名刺のサイズを小さくして色を黒にしたことです。いまだにこんな名刺はないですよ。

当たり前を疑い、常に考える。そうすると答えが出てきます。何でなんだろう、何でなんだろうを繰り返していくと、答えが見えてくるのです。常に考えることを続けると習慣になります。
何をするにしてもいちいち疑うことです。常識とされているものがベストな方法であればそれを踏襲すればいいのです。
何でもかんでも変わったことをやる必要はないですけど、おかしいと思ったことはどんどん変えていくべきなのです。」


Q:携帯ゲームのようなものでユーザーは豊かになるのか?
A:豊かにはならないでしょうね。でも、ビジネスとその豊かさは別個のものだと思います。収益とユーザーを幸せにすることの両立は非常に難易度の高いものです。いい考えだとは思っていません。でも、切り分けて考えることが必要だと思います。


Q:堀江さんはキャラクターを演じているのですか?
自分の堀江さんのイメージは文字情報で作られたが、実際の堀江さんはそのイメージとは違ったので。ミュージカルに出るというのもキャラクター色を強くするのだろうかと思いまして。
A:そんなに器用じゃありませんよ(笑)実際に文字情報は伝わらないことが多いのです。この人は嫌だなと思っていても、実際に会って話すと気さくでいい人だったということが多々あります。
演じてたらもっとうまくやりますよ(笑)
自分のイメージをしっかり伝えるのは難しいことですね。テレビでいうと、僕はできないのですが、いい人をオーバーに演じる必要があります。オーバーにやってやっとやっと普通に見えるんです。
文字だと、あまり情報を出しすぎないことです。出しすぎると誤った伝わり方をする。あとは立派なことを言うとかですね。自分はテレビでは素でした。素だとテレビでは悪く映りますよ(笑)


Q:今後、電子書籍は伸びが期待できるでしょうか?
A:伸びはするでしょうけれども、あまり期待はできないと思います。
やってもシステム会社や出版社のマージンの取り分がないと思うんですよ。やるとしたらプラットフォーマーになるしかないし、もっとニッチな部分を攻めていくしかないですね。それか、逆に自分たちが著作権者になるしかないと思います。
ただし、メルマガや有料ブログ等の定額課金できるものは面白いと思いますよ。

     Q:熊本から来ました。堀江さんのことが大好きなんです。堀江さんは弟子とかは取られないんですか。外弟子でもいいのでお願いできませんか!
A:弟子というシステムは僕の中にはないんですよね(笑)
メルマガとかブログで質問に答えたりはしているので、そちらのほうで(笑) 余裕ができれば考えます!

堀江貴文

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